注文住宅を建てられる土地面積の問題で、庭にあこがれていたけれど作ることができない、といったことはあります。そのようなとき「屋上を活用しよう!」と考える方もいることでしょう。

屋上を作ると庭のようにガーデニングやバーベキューを楽しんだり、星空を眺めたりといったことができますが、それ以外にもメリットがあります。

●屋上庭園で省エネ

屋上を作ると屋根はなくなります。屋根には通気性、断熱性、防水性の3つの役割があり、住宅内の熱を放出したり、雨漏りをしないように防いでくれたりしています。しかし、屋根がなくなるというこういった働きがなくなってしまうため、外気の影響を強く受けて夏場は住宅内の温度が上昇します。

植物は日陰を作ったり、蒸散をすることによって涼しくしてくれます。屋上緑化をすれば、住宅内の温度上昇を防いでくれることが期待できるのです。

夏に住宅内の温度が高くなってしまうと、エアコンの使用量が増えて電気代がかさみます。そして、外気の影響を強く受けるとエアコンを使用しても涼しくなりにくく、さらに電気代がかさむことになります。

しかし、屋上緑化をすれば住宅内の温度上昇を防ぐことができ、電気代の節約につながることが期待できます

●土地探しに困らない

庭を作ろうと思うと広い土地が必要です。都会は地下が高く、また広い土地を確保することが難しいです。そのため、注文住宅を建てるための土地探しに苦労をするかもしれません。

しかし、屋上を作るから庭は必要ないというのであれば、庭がない分、狭い土地でも家を建てることができます。

注文住宅の設計が完成しても、土地が見つからなければ家を建てることはできません。まずは土地を探すことが重要ですが、広い土地を探そうとなると最初の段階でつまづいてしまう可能性があります。狭い土地でもよいのであれば、土地探しはずっと楽になります。

屋上にはこのようなメリットがあります。これから注文住宅を建てるなら、屋上について考えてみませんか。