注文住宅にしろ建売住宅にしろ、その他の建物を敷地内に建てる場合には建築基準法によっては建ぺい率というのが有って、地域によって其の割合が決まっています。 つまり建ぺい率いうのは敷地の広さに対する建築するための必要面積の割合のことを指しています。

このように建ぺい率というのは、例えば土地面積が100平方メートルで50%の場合は注文住宅を建てる場合の建坪は50平方メートル、80%の場合は80平方メートルになります。 この区分というのは地方や都会、其れに住宅区分での専用住宅地や商業地域などによっても異なります。

例えば、80%の建ぺい率の場合などは土地面積の殆どが建物になってしまいますので、土地そのもののその他の有効利用というのが殆ど出来なくなってしまいます。 都会の狭い土地に住宅を建てようとすると、主人の趣味が庭いじりや盆栽などの好きな方はどうしても建物の一部を利用するようになってしまいます。

こんなときに注文住宅の場合などは屋上を利用する手段があります。 建ぺい率の高い建物に関しては屋根の部分を屋上スペースにしてしまうことです。 建築手法としてフラットな屋上を有する構造というのは鉄骨や軽量鉄骨は勿論、木造の建物でも十分に可能です。 

水捌けや防水装置などをシッカリとしておけば充分可能ですし、屋上の有効利用ができます。 

屋上利用の楽しみは色々ありますが、其の一つに趣味の庭いじり、庭園づくり、盆栽作りなどは其の利用としては最たるものでしょう。 屋上そのものは燦々と太陽光を浴びれるところであり、涼しい風を充分に受け入れるところでもあります。 ご婦人等の毎日の洗濯物の干し物や子供の遊び場としても利用できます。 

最近ではアウトドアーブームで屋上階でキャンプの真似事や家族でバーベキューを楽しむご家庭もあると言われています。 屋上庭園は人生にプラスワンの贅沢を我々に与えてくれますし、毎日の暮らしの中でも、ノンビリと空を見上げる時間的余裕も与えてくれます。